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岡山大学 環境理工学部の教員によるミニ講義

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豊かで便利な生活を力強く支えているのは地盤

地盤が社会資本を支えている

 「築土構木(ちくどこうぼく)」という言葉があります。土を築いて盛り上げ、木を使って構えて家屋としたという意味で「土木」の語源となった言葉です。現在の豊かで便利な生活の礎となったのは、先人たちの土木技術によるものが大きな部分を占めています。
 社会的・経済的基盤となる道路や橋、トンネルなどの建築構造物や土木構造物は地盤の上に造られています。社会資本を支えているのは地盤で、私たちの快適な生活を支えてくれる地盤を研究するのが地盤工学です。

先人たちも地盤の状態を認識していた

 昔から土木に関する知識や地盤の重要性は認識されていて、地盤のいい場所には神社や学校を造り、あまりよくない場所には近づかないようにしていました。これは地名にも残っていて「水」や「田」などが入っていると柔らかい地盤なのです。先人たちはセンサー技術やコンピュータのない時代から、経験的に地盤に関する知識を持っていたのです。

人間が立てれば家が建つ

 地盤を考える上で、大切なのは土です。土のもととなるのは岩石で、長い時間の中で風化して土になっていきます。土にはさまざまな種類があり、構成している地盤の固さを決定します。平均的な75平方メートルの木造二階建ての家であれば、全体で150トンぐらいの重量がかかります。計算すれば1平方センチメートルにどれくらいの重さがかかるのかがわかりますが、不思議なことに体重約80キロの人が二本足で立ったときに地盤にかかる重さとほぼ同じです。ということは、人間が両方の足で立ったときに、めり込まなければ家が建つ地盤の固さだと言えます。
 高層ビルなどの重量物を建築する場合には、ボーリング調査をして地下深くまで調べます。地盤の状態によって、基礎工事の方法を決めていきます。地盤が軟弱で、杭(くい)を打つ工法が必要な場合には、どの深さまで打ち込むのが最適なのかを検討します。土や地盤を知ることで、豊かな生活の基盤を造り上げているのです。

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この学問が向いているかも 地盤工学


環境理工学部 環境デザイン工学科 教授
竹下 祐二

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メッセージ

 私の専門分野は地盤工学です。地盤工学は、私たちが豊かで快適な生活を行うことができる社会基盤を力強く支えている大地に関する研究を行う学問です。高校時代はしっかりと勉強し、課外活動なども両立させて充実した高校生活を送ってください。そして、社会基盤の整備や維持管理に興味があるなら、ぜひ私たちと一緒に勉強しましょう。岡山大学環境理工学部、環境デザイン工学科で、あなたの入学を待っています。

先生の学問へのきっかけ

 大学の学科を選択する時期に、建築工学科と土木工学科とで迷っていたのですが、土木技術者になれば幅広く社会に貢献できると聞き、土木工学を選択しました。
 そして大学で、ある大切な出会いがありました。土木工学に関する専門科目の中で、土の物理的、力学的な性質を研究する土質力学(どしつりきがく)の教授の人柄にとても魅力を感じたのです。そこで、その土質力学に関する研究室を希望し、卒業研究を行うことになりました。これがきっかけとなり、地盤工学を専門分野とする大学教員になりました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

建設会社、コンサルタントの土木技術者/国家公務員(国土交通省)、地方公務員(地方自治体)の土木職員

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