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講義No.05635

家庭用ロボットがやってくる!

家庭用ロボットの最大の課題はコスト

 ロボットといえば、産業用や先端技術を披露するようなデモンストレーション用のものをイメージするかもしれませんが、近い将来、もっと私たちの家庭にも入ってくることが予想されています。すでにお掃除ロボットは市販されていますが、洗濯や料理といった分野でも登場してくるでしょう。実は、すでに技術的には完成しているものもありますが、なぜ市販されないかというと、一番はコストの問題です。企業や自治体ならば、数十万円、数百万円の値段でも買ってもらえるかもしれませんが、家庭用として売るなら、高額だと買ってもらえません。ほかにも家庭用ロボットには、壊れにくく、誰でも簡単に使えるなどの操作性が求められます。

子育てロボットが登場するかも

 ユニークな分野としては、子どもと会話をしたり、一緒に遊んだりできる子育てロボットの開発が行われています。とても楽しそうなイメージがありますが、開発には考慮しなければならないポイントが多くあります。まず、小さな子どもの場合、ロボットのほうが大きくなってしまい、ロボットの存在そのものを怖がってしまうケースがあります。また、飽きっぽいため、子どもの様子を観察し、飽きたらほかのゲームをするように誘導することも必要です。さらには、トランプの神経衰弱のようにゲームによっては、ロボットのほうが圧倒的に強くなるので、わざとミスをして負けるというプログラムを作る必要があります。

さまざまな技術を集めてロボットを作る

 大きさの問題は、内蔵しているコンピュータをインターネット上に置き、通信することでサイズを抑えることができますし、子どもの観察という部分では、デジカメなどで使われている顔画像認識機能を応用することで可能です。子育てロボットに限らず、家庭用ロボットは、新技術の開発とはまた違った難しさがありますが、もし自分が関わったロボットが市販されるようになったらと思うと、夢がある分野なのです。

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この学問が向いているかも 機械工学

電気通信大学
情報理工学域 Ⅱ類(融合系) 先端ロボティクスプログラム 教授
長井 隆行 先生

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メッセージ

 私は普段、人間の「知能」とはどういうものなのか、ロボットを使って研究しています。その中でわかったことは、知能には、経験することが重要であるということです。いろいろなことを経験することによって、人間もロボットも知能が発達していきます。大学生活ではたくさんの時間があります。こうした時間を使って、さまざまなことを経験し、視野を広げて、夢を見つけ、そして、その夢をかなえてください。大学で学ぶべき重要なことはどうやって夢を見つけるか、どうやって夢を実現するかという方法論だと思います。

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 電気通信大学は、日本初の電気通信単科大学として無線技術者の養成はもとより、電気通信科学のあらゆる分野にわたって古くから研究者や技術者を送り出してきました。先端科学技術を支える全分野を網羅し、電子・情報分野に特化した研究、教育を行うユニークな大学です。社会に信頼され、社会から頼りにされる大学を目指し、ものづくりに意欲を燃やす学徒の期待に応える教育環境を提供します。

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