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講義No.05320

センサー技術の発達によってさらに広がるロボットの可能性

さまざまな形と役割で存在するロボット

 ロボットというと、人間や動物に近い姿形をした機械というイメージを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、ロボットとみなされる機械はそれよりはるかに幅広く、工場で利用されている産業用ロボットや、家庭でも普及している円盤形のお掃除ロボットなども含まれます。厳密な定義は難しいのですが、コンピュータによってある程度の自律的な作業ができる機械はロボットだと考えていいでしょう。

自分で状況を判断して動くロボットとは?

 従来のロボットは、地面の上を移動させる場合でも、どのような順路で移動させるか、事前に目印をつけるなどして、ロボットが動作するための環境を整えてあげる必要がありました。しかし、ロボットが利用される可能性のある場面は、そのようにして環境を整えられるところばかりとは限りません。例えば、災害現場の調査に使用するロボットであれば、がれきなどが散乱する中を自分で判断してよけながら移動できるような機能が求められます。
 最近では、ロボット技術に応用できるさまざまなセンサーの技術が発達し、なおかつそれらに必要な部品が、以前に比べて非常に安価に入手できるようになりました。人間が五感を使って周囲のさまざまな変化を感知するように、ロボットも複数のセンサーを駆使して、周囲の状況を詳細に分析できるようになったのです。

必要な情報を取捨選択することの重要性

 センサー技術の発達で入手できるようになった膨大な量の情報の中から、何を選んでロボットの動作に役立てるかという研究も、ロボット技術においては重要です。そのためには、私たち人間が普段何を見たり感じたりして判断し、身体を動かしているか、根本的な部分に立ち返って考える必要があります。そのため機械に対してだけでなく、さまざまな分野に興味を持ってものごとをとらえられる人材が、ロボット技術の開発には必要とされているのです。

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この学問が向いているかも 制御工学、ロボット工学、メカトロニクス

成蹊大学
理工学部 システムデザイン学科 准教授
鳥毛 明 先生

メッセージ

 私たちの研究室では、さまざまな技術を使って、人と一緒に活動できるロボットを作れないか、という研究をしています。自律移動ロボットの研究では、人間が普段何を見ながら自分が進む道を判断しているのかということについて考え、それをロボットで実現しようとチャレンジしています。また、ロボット用のメカトロニクスを使った車椅子をはじめとした福祉機器など、人に優しい機械を作る研究もしています。あなたも興味があるなら、ぜひ私たちの研究室に来てください。

先生の学問へのきっかけ

 子どもの頃から機械や電気機器の仕組みに興味があり、理科(特に物理、化学)が好きで、中学の頃は部品を買い集めてラジオを作ったりしていました。高校の頃に将来研究や開発などの仕事に就きたいと考え、大学は工学部の機械工学か電子工学の分野を選びました。大学4年生の時にいろいろな機械の動作に必ず必要なものと思い制御工学の研究室へ希望して配属され、そこでロボットに出会いました。機械と電気の両方の領域にまたがる分野で自分の興味を抱いていたこととちょうど一致していて、うれしかったことを覚えています。

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鳥毛 明 先生がいらっしゃる
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 成蹊大学は、経済学部・法学部・文学部・理工学部からなる総合大学です。文系・理系のすべての学生が4年間、緑豊かな吉祥寺のキャンパスで過ごすので、所属学部以外の友人との交流や学年を越えたネットワークづくりも可能です。また、先生との距離が近く学生一人ひとりの個性を尊重する少人数教育やキャリア教育が充実しています。さらに、2010年度よりワンキャンパスを活かした全学部共通の成蹊教養カリキュラムを導入し、学部間の垣根を越えた幅広い教養と深い専門知識を習得した、国際感覚を持つ教養人の育成を目指します。

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