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講義No.05181

人間と機械の間をつなぐ、ヒューマン・インターフェイスとは?

人間と外界との間でやりとりされる情報

 情報というものは、文字や映像によって表現されたものだけを指すのではありません。人間が、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚という「五感」などを通じて外界から受け取ったり、自分の身体や声を通じて外界に伝えたりするもの、それらもまた情報であるといえるでしょう。
 これらの情報をやりとりして人間と外界の間をつなぐものを、「ヒューマン・インターフェイス」と呼びます。私たちの身近にある例では、自動車のハンドルやペダル、速度計などはまさにそうですし、パソコンのディスプレイ画面やキーボード、マウスなども、典型的なヒューマン・インターフェイスです。

調べてみると奥が深い、人間の感覚特性

 ヒューマン・インターフェイスの研究では、人間の感覚特性をしっかりと調べ、それらを理解した上でどのように活用していくのかを考える必要があります。人間の感覚は、時に私たちが想像もつかないユニークな挙動を示すことがあるのです。
 例えば、床に縞(しま)模様が流れる映像をプロジェクターなどで投影し、その上を直角に横切るように人に歩いてもらうと、まっすぐ歩いているつもりが、流れにつられて、流れの方向に寄っていってしまいます。また例えば、スマートフォンの左右に握れるようなスイッチをつけ、握ると画面内に柔らかくたわむような映像が映るようにすると、まるでスマートフォン自体が柔らかくなったと錯覚するようになります。人間の感覚特性には、わからないことがまだまだたくさんあるのです。

新しい形の楽しさや便利さをもたらすもの

 ヒューマン・インターフェイスの研究は、今後さまざまな分野への応用が期待されます。運動の補助による健康の促進や障がい者のサポートはもちろん、スポーツやエンターテインメントの分野などで、新しい形の楽しさを伝える役割も考えられるでしょう。思いがけない斬新な発想が、今までにない情報のやりとりを生み出すかもしれないのです。

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この学問が向いているかも 情報メディアシステム学

電気通信大学
情報理工学域 Ⅰ類(情報系) メディア情報学プログラム 准教授
野嶋 琢也 先生

メッセージ

 私はバーチャル・リアリティやヒューマン・インターフェイスの研究をしています。これは、人の特性を調べて、それを人と機械とをつなぐ技術として生かしていく研究です。とても面白い研究なのですが、その面白さは実際に体験してもらわないとなかなか理解してもらえません。「百聞は一“験”に如かず」。人に聞いたりインターネットで調べることも大事ですが、一度の体験で多くのことを理解することができます。高校生のあなたには、いろいろなことをどんどん体験して、自分が面白いと思えることを追究していってほしいと思います。

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野嶋 琢也 先生がいらっしゃる
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 電気通信大学は、日本初の電気通信単科大学として無線技術者の養成はもとより、電気通信科学のあらゆる分野にわたって古くから研究者や技術者を送り出してきました。先端科学技術を支える全分野を網羅し、電子・情報分野に特化した研究、教育を行うユニークな大学です。社会に信頼され、社会から頼りにされる大学を目指し、ものづくりに意欲を燃やす学徒の期待に応える教育環境を提供します。

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