夢ナビWebセレクション

鳥取大学 医学部の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 超音波、
  • 超音波(エコー)検査、
  • 乳がん、
  • マンモグラフィー、
  • エコノミークラス症候群、
  • 血管、
  • 赤ちゃん、
  • X線(エックス線)、
  • 健診

超音波があなたの命を救う!

リアルタイムで体内が見られる「エコー検査」

 超音波検査(エコー検査)というと、妊娠している女性の定期検診で胎内の赤ちゃんを調べるイメージがありますが、ほかにもいろいろな場面で用いられています。「太っている人の血管の様子を見るため首の頚動脈の厚さを測る」「動いている心臓を観察する」「内臓のがんを見つける」など、CTスキャンに比べて、実際に動いているところがわかりやすく見られるのが優れた点です。
 エコノミークラス症候群という病気を聞いたことはありませんか? 海外旅行などで、飛行機内に長時間同じ姿勢のままでいると、下半身の血管の中に血の固まりができやすくなります。そんな中、急に立ち上がって歩き出すと、血の固まりが肺に流れ、呼吸困難になる場合があります。これを静脈血栓塞栓症と言います。地震で家がつぶれてしまい、車で寝泊りしている人がこの病気になることもありました。それを防ぐため、超音波検査で調べることも行われました。

乳がんで命を落とさないために

 日本では、1987年ごろから厚生労働省の指導のもとに、各市町村で女性の乳がん検診を勧めています。初期は医師による視触診で検査を行っていましたが、2004年から40歳以上の方の乳房をX線で撮影するマンモグラフィーという検査方法が併用されています。その結果、乳がんの早期発見につながっています。以前からこの検査を取り入れていた欧米では、乳がんによる死亡率が減少しており、日本でも20年、30年後には減るのではと期待されています。
 ところが、このマンモグラフィーの検診にも問題点があります。日本女性の乳がんは40代でかかる率が高いのですが、40代ではまだ乳腺が萎縮していないので、写真が真っ白に写ってしまう場合があります。この白い部分にがんが隠れていてもわからないのです。そこで超音波検査を併用してみたらどうか、という研究が現在進められています。

再生スピードを変更できます。

アイコン

講義を視聴する(1分)

アイコン

講義を視聴する(1分 その2)

アイコン

講義を視聴する(1分 その3)

アイコン

講義を視聴する(30分)

この学問が向いているかも 医療系


医学部 保健学科 検査技術科学専攻 教授
廣岡 保明

先生の他の講義を見る
メッセージ

 夢はかなわないことも多いのですが、夢に向かって頑張ることは大切なことです。たとえ報われなくてもきっと、誰かが見ています。進路を考えるときも、偏差値で決めてしまいそうですが、自分が少しでも興味のある分野に突き進んでほしいと思います。努力をする人の姿が僕は好きです。医療分野を志す人に伝えたいのは、医療は人と関わる仕事であるということです。人の辛さや痛みがわかる人がいいですね。人の役に立ちたいと思う気持ちは、患者さんと接するうえで特に重要だと思います。

TOPへもどる

夢ナビロゴ

夢ナビ編集部copyright(c) 2008- Frompage Co.,Ltd. All Rights Reserved.