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関心ワード
胚、体外受精、助産師、不妊治療
看護系 
講義No.02251
不妊治療の苦しみをサポートする助産師
 

不妊カップルの悩みの多様性  不妊カップルの悩みは、検査に対する不安感、なかでも「痛み」への不安や、高度生殖医療(治療)に対する不安があげられます。また、カップル同士がともに同じ考え方や感じ方をしているともいえません。妊娠・出産を希望するのは最終的には、女性だけだったりすることもあるのです。治療に対する協力体制がもとで、カップルの関係性が危なくなることもあります。人と人との関係性をよりよく維持するのに困難を伴う臨床場面が多くあります。ケアするうえで、いろいろな方法を取り入れていきますが、症状や不安の除去に主眼をおいて、葛藤を意識させず、人格に深く入らないで、現実生活への適応を図っていく方法などもそのひとつです。
 体外受精で妊娠したけれど、妊娠5カ月くらいで胎児に異常があると診断され、途方に暮れるカップル、順調に妊娠が経過していると喜んでおられたカップルに、重大な状況が待ち受けていました。医師からは2人のうち1人は健康であるが、もう1人が先天性の奇形があると告げられる。この後、女性は苦渋の選択をしなければならない状況におかれていきます。助産師・看護師は、このようなカップルに対しても心理的なサポートを継続的に行っていきます。

看護支援は苦しみを共感してあげること  体外受精に三回も失敗すると、多くの人が自分で立ち直れないくらいに落ち込みます。男性も自分の精子に問題があることが分かると、うつ状態になることがあります。そういう人たちを治療に向き合ってもらうようにもっていくのも助産師・看護師の役目です。そのために、助産師は夫婦と一緒になって苦しみや心の痛みを共感します。この共感は他の人の心のなかに自分を移し入れて、共体験することにより、他の人の心を理解しようとする方法です。喜びや悲しみ、痛みをそのまま受け止めて、一緒にケアにあたります。それは大変な仕事です。その分、ケアが成功し出産につながったときには、かえがたい喜びを得ることができる仕事なのです。
 


夢ナビ 夢ナビ編集部
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