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山形県立保健医療大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 補装具、
  • 治療装具、
  • 介護保険対象品、
  • 日常生活用具、
  • 作業療法、
  • 人間(人・ヒト・人類)、
  • 医師、
  • 介護福祉士、
  • 生活、
  • 看護師、
  • 健康、
  • 作業療法士、
  • 障がい、
  • 理学療法士(フィジカルセラピスト)、
  • 能力、
  • 余暇

人間らしく生きるために

平等に与えられている3つの活動

 人間が人間らしく生きるためには、「日常生活活動」「仕事・生産的活動」「遊び・余暇活動」の3つをバランスよく行うことが求められます。
 日常生活活動は、食事をする、服を着るといった、生活を営むために必要最低限行わなければならない活動です。仕事・生産的活動は、学生であれば学業、社会人であれば仕事が当てはまります。そして、遊び・余暇活動。人間、時には息抜きも必要で、人生を楽しむことが重要な活動です。
 これらの3つの活動は、人間だれもが平等に与えられるべきもので、健康な人であれば、これらを自ら行う能力があります。ですが、何らかの障がいが発生することでその能力を失い、3つの活動ができなくなることもあります。

人と物の支援で取り戻せる能力

 これまで健康だった人が、事故で片腕を切断してしまったとします。その場合の能力は、大きく3つに分けられます。「病気やけがをしても残されている能力」「治療や訓練によって引き戻せる能力」「もう戻ってこない能力」です。
 例えば、利き腕が残った場合。これまで通り字は書けますし、ご飯を食べることはできます。これは残されている能力です。
 一方、利き腕を失った場合。字を書く、ご飯を食べるという能力は、すぐには戻りません。しかし、作業療法を通じた治療や訓練によって引き戻すことができる能力です。また、自力での能力を失っても、それを代用するものがあれば生活が可能です。
 その失った能力の代用となるのが、人や物による支援です。ここで言う人とは家族をはじめ、医師や看護師、作業療法士、理学療法士、介護福祉士などです。物とは補装具、治療装具、介護保険対象品、日常生活用具などです。これらを用いて支援すれば、その人の生活はこれまでのように機能します。つまり、障がいを被った人でも、障がいは取り除かれることになります。

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この学問が向いているかも 保健医療学部


保健医療学部 作業療法学科 教授
藤井 浩美

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メッセージ

 作業療法士は「日常生活を科学する」ことが大切です。これは、自分たちの生活を科学的に捉えるということ。普段、カレーライスを食べるにしても「どう食べれば動作的に効率がいいか」「鎖骨を折って腕が上がらなかったらどう食べればいいか」などと考えることです。障害のある人の生活分析の第一歩は自分の生活を分析することです。
 私たちの仕事は運動・動作・行為の分析からはじまります。数学や物理、生物など理系の知識は、日常生活を分析するための基本です。卒業生は作業療法士の国家試験受験資格が得られ、就職率は非常にいいです。

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