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山形県立保健医療大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 作業活動、
  • 作業療法、
  • 仕事、
  • 運動生理学、
  • 作業療法士

作業療法士は“引き出しをいっぱい持っている”

ぴったりの作業(Activity)を見つける

 作業療法士は、生活に障がいをもつすべての人に関わり、医療をはじめ、保険、福祉、教育、職業領域で幅広い分野で活躍しています。作業療法を簡単に説明すると、身体または精神に障がいのある者、またはそれを予測される者に対し、その主体的な活動を獲得するため、諸機能の回復、維持および開発を促す作業活動を用いて治療・指導・援助を行うことです。
 ここで作業活動というと、手工芸、レクリエーションのようなものをイメージされる方が多いかと思いますが、我々作業療法士は、日常生活の諸動作(例えば、食事、更衣など)や仕事、遊びなど人間に関わるすべての諸活動のことを指します。
 提供する作業活動は対象者の疾患と能力によって異なります。もちろん、障がい者本人の希望も尊重します。十人いれば十通りの作業活動があります。作業療法士は、その対象者にあった作業活動を選択するために、対象者の状況を正しく把握し、適切な作業活動を提供しなければなりません。そのためにも、作業療法士は多くの引き出し(知識、技術)を持っていることが求められます。

知識と技術、アイデアをフル活用

 作業療法士は、数多い作業活動を用います。時には手芸を選択したり、時には陶芸をしたります。しかし、作業療法士は陶芸家でも編み物の先生でもありません。作業の手順と、その作業がもたらす治療的効果をしっかり把握した上で、「この人にはこういう作業活動がいい、あの人にはこういう作業活動がいい」というように提供する作業活動を決めなければなりません。
 障がい者それぞれに合った作業活動を提供するには、自分の知識や技術、経験などをうまく活用し、それらを統合することが必要です。ですから、作業療法士をめざす学生は、解剖学・生理学や運動学などの医学的科目も学びますし、対象者の検査、評価の仕方、治療方法など、さまざまなことを学びます。

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保健医療学部 作業療法学科 教授
佐藤 寿晃

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メッセージ

 最近、「ヒト上肢運動機構における神経生理学的および機能解剖学的研究」に力を入れています。簡単に説明しますと、人の動きのしくみを解明していく研究です。「なぜヒトの手指はこまかな動きをスムーズにできるのか」がこの研究を始めるきっかけです。作業療法士は人と接する仕事なので、「人が好き」ということが第一です。学生には「人の役に立つ作業療法士を目指そう!」と言っています。いろいろ分からないことがありましたら、tsato@yachts.ac.jpへ気軽にお問い合わせください。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

国家試験合格後、1.医療施設関連(大学病院、リハビリテーション専門病院など) 2.福祉施設関連(介護老人保健施設、特別養護老人保健施設など) 3.行政機関 4.その他(教育機関など)

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