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山形県立保健医療大学の教員によるミニ講義

関心ワード
  • 仕事、
  • 医療、
  • 理学療法、
  • 理学療法士(フィジカルセラピスト)、
  • 福祉、
  • 障がい者、
  • リハビリテーション

理学療法士の役割

生活場面での移動に対して責任を担う

 臨床における理学療法士の主な仕事は「生活場面での移動」に対しての責任を担うことと考えています。
 この「移動」には「寝返る」、「起き上がる」、「立ち上がる」、「歩く」、「階段を昇る」、「走る」などの動作や「トイレに行く」、「学校や仕事に行く」、「旅行に行く」、「ボールを追いかける」など本人がやりたいと思う目的や意志が含まれています。
 元気な身体を持つ若い人には当たり前にできることが、何らかの障がいでできなくなる場合があるのです。
 原因としては、痛みや運動・感覚麻痺、筋力や柔軟性、バランス機能の低下、あるいは認知機能や心理的な問題などさまざまで、複数の要因が絡み合っていることも多々あります。
 このような方たちに対し、できないことの原因を探り、ほかの医療職と協力・連携しながら種々の治療手段を用いて問題を解決していくことが理学療法士に求められます。

満足できる生活を送るためのリハビリを提供

 障がいを受けた機能を回復するために種々の治療をすることだけが理学療法士の役割ではありません。回復が困難な場合には、残された機能を高め、環境を調整することで患者さんの希望を実現できるように援助します。そのためには、患者さんのこれまでの生活スタイルや価値観を理解した上で信頼関係を築き、より満足のある生活が送れるような援助を行うことが重要です。
 例えば、交通事故で両足が動かなくなった方でも、上半身の筋力をつけ、動きのコツやタイミングを学習し、本人に合った適切な車椅子を選び、自宅や会社の段差やトイレ、車に手を加えることにより、一人での生活や仕事に復帰することができます。
 現在では、車椅子スポーツや海外旅行を楽しむ方も増えてきています。

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この学問が向いているかも 保健医療学部


保健医療学部 理学療法学科 教授
神先 秀人

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メッセージ

 研究室では、歩行など人が日常行っている動作を種々の機器を使って分析し、障がいの原因把握や治療効果の判定に役立つ研究を行っています。
 理学療法士が求められる知識や技術はどんどん増え続けるので、国家資格を取得し社会に出てからも毎日が勉強です。しかし、障がいと向き合う患者さんや周りの方々から多くのことを学ぶことができます。
 理学療法士は「人が好き」であることが原点だと思っています。また、医療チームの一員として行動するため、協調性や責任感も必要ですが、身体と頭を調和良く使える仕事ではないかと思っています。

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