一覧へ戻る

社会的手抜きはなぜ起こる? サボりの心理学

再生スピードを変更できます。

夢ナビライブ2016大阪会場にて収録

1分動画1

社会的手抜きが生まれる要因

1分動画2

組織で取り組むと手抜きが起きる?

1分動画3

男と女どっちが手抜きをしやすい?

30分動画

講義を視聴する(30分)

高校1年生 サボリの対処法がいくつも納得できる所があったので、人間の心理はおもしろいと思いました。
高校3年生 サボるのには、いろんな理由があって、とても興味がわいた。人がサボるのは、集団になったら人が多くてさぼるとかいうのがあって、人間はおもしろいなとおもった。
高校2年生 つなひきなど、みんなでやる競技では無意職に人はあまり力をださなくなるというのは、とてもおもしろいと思ったので、もっと深く学んで、どうしてなのかを知りたいと思うようになりました。
高校2年生 とても興味深いテーマだと感じました。「心理学」や「人間科学」とひとまとめにしているけれど、さまざまな種類の学問があることがわかりました。
高校3年生 興味深い講義内容でした。紹介していただいた本をぜひ読んでみたいと思います。ありがとうございました。
高校1年生 私も大学で心理学へ進み先生がお話ししてくださったことをもっと知りたいと思いました。
高校1年生 サボリはダメだと思った。きんちょうかんをもつ。
高校1年生 サボリが生まれる理由が分かった。身近にサボリの種があることを知った。
高校1年生 よかった。
高校1年生 題名に興味をもちました。なんで人がサボるのかわかって楽しかったです。
高校1年生 自分が手抜きをしてしまう理由が少し理解出来たのでこれからの生活に役立てていきたいです。そして、集団になるとみんなが団結して物事を行っていくことが難しくなっていく理由が少し理解出来ました。良い経験をさせて頂き有り難うございました。
高校3年生 個人的には「サボリの防止」の説明が短くなってしまったのが残念です。その辺りも含めて、とても興味が湧きました。
高校1年生 日常にかかわる話題だったので感心をもてました。
高校1年生 あまり心理学に興味がなかったがかなり関心をもつようになりました。
高校1年生 テーマがおもしろくて、ひかれました。いろいろなことが分かってよかったです。
高校1年生 おもしろかった。
高校1年生 結構面白かったです。
高校2年生 少し難しいと思った箇所もありましたが、集団ではサボリやすい知ったので気をつけたいと思います。
高校2年生 少し難しかったですが、とても興味深かったです。後半の、どういうところで心理学が生かされているかという話をもっと聞きたかったです。
高校1年生 人がなぜ集団行動をとると、さぼってしまうのかがよく分かった。心理学に興味が持ちました。
高校1年生 とても分かりやすくて良かったです。サボリの要因は実感できるものが多くて面白かったです。
高校1年生 説明が難しかったです。絵や写真が少なく、イメージしにくい部分がありました。ですが、心理学と日々の生活の関わりの深さを感じました。
高校1年生 分かりやすい心理学の話ありがとうございました。
高校1年生 自分がさぼってしまう理由がわかった気がする。少し興味がわいたので、また本を買って読んでみたいと思います。
高校1年生 人が多いければ多いほど、1人あたりの貢献値は低くなりる。それを自分も体感していたので、なるほどという形で聞けました。
高校1年生 社会的手抜の種や要因はたくさんあり、とても一人ですべてを潰すことはできないので、集団で責任をもてる行動によってなくすことができると考えれました。
高校1年生 さぼりによる社会への影響がわかりやすかったです。
高校2年生 社会心理学から、集団と個人のメリット、デメリットを知ることで、人間の手抜きがより明らかに分かりました。また、男女の手抜きの差もあり、とてもおもしろかったです。
高校1年生 社会的サボリの原因が知れてよかったです。
高校1年生 心理学への興味が高まりました。
高校1年生 楽しかったです。
高校1年生 サボリの原因は努力の不足や緊張感がないことなど自分の弱さが原因のものが多かった。
高校1年生 集団は多い方が手抜きをする。男性の力が女性と比べ手抜きをする。目標をめいかくにして取り組むことが必要と伝わった。けんきゅう頑張って下さい。
高校1年生 集団での、サボリの心理がわかりました。
高校1年生 とてもわかりやすくためになりました。ありがとうございました。
高校2年生 すごく分かりやすくて、確かに!と納得できることがたくさんありました!!皆がサボらない環境づくりがんばります!
高校1年生 最後の、「サボリを防ぐには」のお話が、集団をまとめる立場にいる私にとってとても興味深いものでした。もっともっと詳しく知りたいと思いました。
高校1年生 男女によってさぼりぐせの差があるということを知ってびっくりしました。さぼるのにも理由があると知りました。
高校1年生 社会的手抜きの仕組みについて先生の説明がよかった
高校1年生 あらゆるグラフと、いくつかの心理による実験で入手した大量の具体例を見せていただいてより深く理解できました。
高校1年生 いつもサボル人とサボらない人に分かれる仕組がわかり、とても興味深かったです。
高校1年生 綱引きでそんなにサボる人がいたことに驚きです。サボる人をへらすことはできないのでしょうか。
高校1年生 今回の講義で、なぜ「さぼり」が起きるのかがよく分かりました。今回学んだことをこれからの生活に活かしていこうと思います。
高校2年生 少し理解できた。
高校1年生 人は集団になるとサボるのはそのとおりだと思いました。実際、私もそうだなと思いました。
高校1年生 なぜ人はサボるかよく分かった。
高校2年生 個人作業に比べ、集団作業では手抜きが起こりやすいことがよくわかりました。
高校1年生 さぼるための心理がよくわかりました。
高校1年生 勉強のしかたがよく分かった。サボッたらいけない理由が分かった。
高校1年生 将来に役立てられたらと思います。
高校2年生 サボリという人が考えることをしっかり理解できた。
高校2年生 たくさんの知識を得ることができてよかった。
高校1年生 おもしろかったです。ありがとうございました。
高校1年生 さぼりを起こさせない方法が分かった。
高校1年生 さぼりもいろいろあるなとおもいました。
高校2年生 集団で生活したらサボリやすくなることが分かりました!さぼらず何事も頑張ろうと思います。
高校1年生 心理学の話は、身近に感じることが多くておもしろかったです!
高校1年生 サボリはきんちょう感から生まれるのできんちょう感を高めたいと思いました。
高校1年生 良かったです。
高校1年生 サボリというのは誰でもあってさらに集団になるとサボリやすくなるというのはおもしろかった。
高校2年生 社会的手抜きということは、私の身の周りにもたくさんあります。集団のまとまりの大切さをよく理解できました。
高校1年生 もっと長く、深く話を聞きたかったです。手抜き防止は生活の中でも役立てられるので、もっと詳しくしりたかったです。
高校1年生 とてもおもしろかったです。心理学というものを学んでみたいと思いました。
高校1年生 部活動の中でもサボリを経験してきた私にとって、先生のサボリの心理学はとても興味深く、新鮮なものでした。とても楽しい講義でした。
高校1年生 わかりやすかったです。
高校1年生 人の心理がどういうもなのかが分かったのでこれからの生活の中でいかしたいと思いました。
高校2年生 自分のこれからの学校生活などに今日聞いた話を活かしていこうと思いました。
高校1年生 集団になると手抜きがおこるという現象が起こるというのがわかりました。
高校1年生 男性と女性の課題に対する考え方が違うことを知って驚きました。達成できそうな目標が身近にあるとき、人はサボらないんだと思いました。自分の勉強に活用できたらいいなと思いました。
高校1年生 個人と集団の働きの違いについてよくわかった。理由がたくさん書いてあったので、理解しやすかった。
高校2年生 難しい内容でした。
高校1年生 心理学に少し興味がわきました。
高校2年生 これから先自分がサボりそうになったとき、今日の講義を思い出して対策できるようになりたいと思います。
高校1年生 いい講義でした。
高校2年生 サボリがどうしておこるのかについてとても感銘をうけた。
高校1年生 男子の方が力が強いはずなのに心理的なもんだいで女子の方がへいきんてきな強さがあるというのはおもしろかった。
高校1年生 どうしてサボってしまうのかが分かりました。
高校1年生 学校生活にも影響するお話で、おもしろかったです。
高卒認定 先生の著書を読んだことがありますし、講義を受けて心理学にもっと興味を持つようになりました。
高校1年生 非常に興味深い話が聞けてよかった。
高校2年生 ありがとうございましたおもしろかったです。

さらにコメントを見る

関心ワード
  • 避難 、
  • 災害 、
  • リーダー 、
  • 実験 、
  • 集団 、
  • パニック 、
  • 行動 、
  • 社会心理学 、
  • 心理学 、
  • 攻撃 、
  • 同調 、
  • 脱出

講義No.g005208

危機一髪! そのとき人はどう行動する?

集団の避難行動を実験でシミュレート

 ビルの階下から迫り来る炎、狭い通路から出口へ殺到する人々、「パニック映画」によくあるシーンですが、人間は集団で緊急事態に直面したとき、どのような行動をとるものなのでしょうか。このような研究は、社会心理学の分野でさまざまな手法を使い分析されています。
 例えば、「室内にいる集団が制限時間内に出口から脱出できるか」という実験を見てみましょう。1カ所の出口から脱出する場合、複数の出口から脱出する場合、迷路のような狭い廊下を通って脱出しなければならない場合で、それぞれの行動を調査したものです。

「脱出できる可能性5割」がパニックを起こす

 実験の結果、脱出できる見込みが5割ぐらいの状況が、最もパニックを起こす可能性が高いことがわかりました。簡単に脱出できる状況ではパニックは起きませんが、逆にほとんど脱出不可能な状況になると、あきらめムードが広がり、争いは起きなくなるのです。
 集団の人数でみると、メンバーが大集団になるほど、出口を広げたり複数の出口を設けたりしても脱出率は低下する傾向にありました。また中ぐらいの集団であっても、お互いを蹴落としてでも我先に脱出しようとし、パニックを起こしました。これは、「がんばれば脱出できるかもしれない」という五分五分の状況が、他者への攻撃性を高めるからではないかと考えられます。

理性的な判断より同調や慣れが優先する

 また、緊急事態の中で自由に発言できる環境を与えると、自然に集団内でリーダーが生まれ、その発言の正誤にかかわらずほかのメンバーが同調するようになりました。切羽詰まった状況では、理性的な判断よりリーダーの言うことや自分の習慣が優先してしまうのです。例えば、実際の災害時にわざわざいつも使っている遠くの出口から脱出したという人もいます。
 人間の行動特性を知れば、実際の緊急事態にも正しく判断できるようになるでしょう。また、災害訓練や避難経路の設計にも大いに役立つのです。

関心ワード
  • 社会心理学 、
  • 評価 、
  • 個人 、
  • 対人関係 、
  • 女性 、
  • 男性 、
  • 集団 、
  • 心理学 、
  • パフォーマンス 、
  • 綱引き 、
  • リンゲルマン効果 、
  • 社会的手抜き

講義No.g005209

「社会的手抜き」はなぜ起こる? 集団パフォーマンスの不思議

みんなでやれば、サボってもわからない?

 みんなで力を合わせれば、大きなパワーが発揮できる、と言います。しかし、本当にそうでしょうか。例えば、重いものを大勢で運ぼうとしたとき、わざと力を出さない人はいませんか? 社会心理学では、このように集団で作業をするときに、一人ひとりのパフォーマンスを足すより成果が下がってしまう状態を、「社会的手抜き」と呼びます。集団で協力して作業をすると、メンバーそれぞれが成果にどれだけ貢献しているのかわかりにくいので、サボってもかまわないだろうという心理が働き「手抜き」が起こると考えられます。

綱引きは大人数になるほど手抜きになる

 社会的手抜きを調べる実験として有名なのは、「集団綱引き」です。実験結果によると、1人で綱を引っ張ったときより集団で綱を引いたときのほうが明らかに1人当たりの力は弱くなり、しかも参加人数が増えるほど、1人当たりの貢献度が低下することがわかっています。つまり、人数が多くなるほど手抜きがひどくなるのです。これは1913年にドイツの心理学者リンゲルマンが行った実験にちなんで、「リンゲルマン効果」と呼ばれています。

一つの現象をさまざまな側面から考察する

 このリンゲルマン効果に、男女差はあるのでしょうか。新たな実験を行ったところ、女性よりも男性の方が社会的手抜きをする傾向が高いことがわかりました。女性はみんなと仲良くやろうと対人関係を重視し、集団の中でも精一杯がんばろうとしますが、男性は個人の課題達成を重視する傾向があり、個人の貢献度が計れない場では手を抜くのではないかと推察されます。しかし、これが綱引きという「物理的な力」を測る実験だからこそ、男性はより個人評価の方を気にして手を抜き、女性は力があるかどうかはそれほど重要でないと考え、対人関係の方をより重視して一生懸命取り組むのかもしれません。このように一つの現象を多方面から考察するのも、社会心理学の面白さです。

この学問が向いているかも 社会心理学

大阪大学
人間科学部  教授
釘原 直樹

メッセージ

 社会心理学は、集団の中で、状況によって人間がどのような行動をとるかを科学する学問です。対象となる範囲は、家族や友人など親密な対人関係から一般の群集まで幅広くあります。また研究手法も、アンケート、インタビュー、室内や野外での実験、文献などのアーカイブ分析まで多様です。最終的に集めたデータをいろいろな切り口で分析し解釈するのですが、何よりもまず、「面白い研究」は「面白い手法」を見つけることから始まります。人間の心の豊かさとは何か、好奇心と探究心あふれるあなたを待っています。

先生の学問へのきっかけ

 心理学に進んだきっかけは、大学1年生の時に受けた教養の講義でした。その後ゼミに入り、心理学のあらゆる分野を紹介した概論書を渡されたのですが、とても分厚い上に英語で書かれていて、内容がさっぱり理解できませんでした。しかしそれならば、「全部読んで心理学も英語も理解してやろう」、と半年をかけて読破しました。次第に専門用語がわかるようになり、勉強がさらに面白くなりました。そして、ある実験に被験者として参加した際、自分のとった行動が理論通りであることを知って、社会心理学に興味を持ち、専門に決めました。

大学アイコン
大阪大学に関心を持ったら

 自由な学風と進取の精神が伝統である大阪大学は、学術研究でも生命科学をはじめ各分野で多くの研究者が世界を舞台に活躍、阪大の名を高めています。その理由は、モットーである「地域に生き世界に伸びる」を忠実に実践してきたからです。阪大の特色は、この理念に全てが集約されています。また、大阪大学は、常に発展し続ける大学です。新たな試みに果敢に挑戦し、異質なものを迎え入れ、脱皮を繰り返すみずみずしい息吹がキャンパスに満ち溢れています。