一覧へ戻る

「あたま」と「からだ」の関係

再生スピードを変更できます。

夢ナビライブ2014大阪会場にて収録

1分動画1

あたまでは分かってもからだは動かない?

1分動画2

講義を視聴する(1分 その2)

1分動画3

講義を視聴する(1分 その3)

30分動画

講義を視聴する(30分)

高校1年生 ありがとうございました。
高校1年生 上下左右逆さまメガネが、すごく不思議で、おもしろそうでした。視覚がこんなに大きな役割をしていると知って驚きました。講義がおもしろかったです。
高校2年生 逆さま眼鏡とてもおもしろかったです。
高校2年生 実演してくださったのがとてもおもしろく分かりやすかった。左右反転させても、長期間すれば慣れるということが一番おもしろかった。
高校1年生 脳は難しいと思いました。
高校1年生 とても良かった。
高校1年生 実際に前でやってくれたのですごく分かりやすかったです。自分の体には知らないことがたくさんあることを改めて思い知りました。
高校1年生 説明だけでなく、実際に体験させてもらって、それを見て理解するのがすごくわかりやすかったです。
高校1年生 実際、見にきた人たちに、自らをもって体験させてくれたので、とてもわかりやすかった。
高校1年生 実験を通じて、わかりやすくあたまとからだの関係を学べて良かった。
高校2年生 とてもおもしろかったです。
高校1年生 今回は講義していただきありがとうございました。おもしろかったです!
高校1年生 体験などもできてたのしかった。
高校1年生 目の前で実演していただけたのでとても分かりやすく面白かったです。
高校1年生 脳は無意識のうちに環境に適応することが印象に残った。
高校1年生 「無意識」について興味がありましたが、分かってよかったです。星書けなくてすみませんでした。
高校2年生 あたまとからだの関係が簡単でないことが実験を通してしみじみと感じました。感覚については身近でおもしろかったです。
高校2年生 実践での説明が楽しく良かった。
高校1年生 頭とからだの関係についてよく理解できました。
高校1年生 メガネがおもしろかったです。
高校2年生 「あたま」と「からだ」に興味がわいた。
高校1年生 実験もあって分かりやすかった。頭と体の意識の違いに驚いた。
高校1年生 上下、左右が逆になるという眼鏡を用いての実験が、とてもおもしろかったです。
高校3年生 実際に実験やわかりやすいデータの元での講義でわかりやすかったです。
高校1年生 からだは本来生きるための能力をもっていたことにおどろかされた。
高校1年生 視野逆メガネ、体験してみたかった。脳って不思議。
高校1年生 メガネのはなしが面白かった。自分は実演しなかったが、とても面白かった。
高校1年生 1番聞きたかった講義だったので聞けてとてもよかったです!阪大で医学を学びたいと思いました!
高校2年生 楽しく知ることができた。
高校1年生 参加型の講義でとてもわかりやすく、そしてたのしかったです。また機会があればぜひ受講したいです。
高校1年生 「あたま」と「からだ」の関係について知らないことがわかりよかったです。
高校1年生 もともと医学に興味をもっていて、実験もまじえたおもしろい講義でさらに医学に興味がわいた。
高校2年生 楽しかった。
高校1年生 すごくおもしろかった。メガネかけてみたかったです。
高校2年生 頭と体はとても密切に関係しているということが改めて分かりました。
高校1年生 体験もあってとても面白かったです。より人の身体や頭に興味がわきました。
高校1年生 私も、「あたま」と「からだ」の関係についてもっと知りたいと思いました。
高校1年生 からだは、正しい情報であることが改めて分かった。すごく興味をもった。
高校1年生 プリズムメガネはとてもおもしろかったです。このしくみは、日々の生活に役立ちそうでいいと思いました。
高校2年生 医学に関して興味があるのですが、病気やその治療、研究だけでない、医学を見ることができて新たな発見になりました。
高校1年生 からだはすばらしいものだと知れてよかったです。医学を勉強したいと思いました。
高校1年生 逆さメガネ、おもしろいでした。いつか、かけてみたいです!!ありがとうございました。
高校2年生 上下逆のメガネをかけるとバランスがとりにくくなることがわかった。
  今まで全く知らなかった脳とからだの関係がよくわかりました。日常の生活でも役立てられそうなので受けてよかったです。
  上下や左右が反対になる実験をみることができて楽しかったです。

さらにコメントを見る

関心ワード
  • 身体 、
  • バランス 、
  • 錯覚 、
  • 目・眼 、
  • 経験 、
  • 脳 、
  • 学習・学び 、
  • 視覚

講義No.g006492

「左右逆転メガネ」をかけると歩けないのはなぜ?

私たちの行動・行為は意志が決めている?

 「脳の働きによって、私たちは身体を意のままに動かすことができる」、さてこれは本当でしょうか。
 例えば、「左右逆転メガネ(左右が逆に見えるメガネ)」をかけると、一歩も歩けない人がほとんどです。「左右逆である」という情報は知っていても、うまく身体を動かすことができません。立つ、歩くなどの基本動作は、目から入る情報を使って無意識に身体が反応しているからです。

脳は学習しないと情報を処理できない

 歩行中、右足を上げると身体は左方向へ少し傾きますが、それと同時に、景色は左から右に向かって流れて見えます。この見え方を光学的流動とよび、脳はこれを「身体がどの方向にどの程度傾いた」という情報として身体のバランスを取るのに活用しています。ところが、左右逆転メガネをかけると、光学的流動の見え方は左右逆になります。例えば実際は身体が左に傾いているのに、脳は目に見える景色から身体が右側に傾いていると錯覚します。それに基づいてバランスを取ろうと身体をさらに左に傾けるため、転びそうになってしまうのです。このような脳による光学的流動の活用は私たちが赤ちゃんの時に見ながら立って歩く経験をすることで発達し形成されます。私たちの脳は学習によって情報の扱い方を学んでいくのです。

見え方を向上させる「アセチルコリン」

 視覚は、受動的に目に入った情報を処理するだけでなく、活発に眼球を動かし、生きていく上で必要な情報を選択的かつ重点的に処理する能動的なプロセスです。近年、このような「アクティブ・ビジョン(能動的な視覚)」が研究されています。能動的な視覚は、受動的な視覚と脳の働き方が違うことがわかってきました。特に集中してモノを見ているときには、神経修飾物質「アセチルコリン」の分泌量が増え、識別力を高めることが知られています。逆にアセチルコリンの分泌量が少ないことで視覚認識障がいが生じるため、認知症や加齢による視覚障がいの治療薬として脳内アセチルコリン量を増加させる薬が使用されています。

関心ワード
  • 認識 、
  • 神経細胞(ニューロン) 、
  • 無意識 、
  • 意識 、
  • 運動 、
  • 身体 、
  • 視覚 、

講義No.g006730

「意識」はいつ生まれるのか

視覚と運動の関係

 私たちの脳は、目に見えたモノの位置や状況を理解した上で身体を動かしているかと言えば、そうではありません。危険を察知した時に、無意識に身体が反応することはよくあり、見た情報を認識するための処理と身体運動の発現・調節に使うための処理が脳内でパラレル(並列)に行われていることがわかっています。見て認識するには時間がかかり、それより早く身体を動かす必要があるのです。では、なぜ認識には時間がかかるのか? それは、目にしたさまざまな物体のイメージを脳内の神経活動によってつくる必要があるからであり、出来上がったイメージこそが「(視覚)意識」です。

モノが見える仕組み

 眼に入った光は網膜で電気信号に変換され、視神経を通って脳に伝えられます。脳内では視覚情報を処理する領域がたくさんあり、ニューロン(神経細胞)が電気信号を送受信し合います。ニューロンはまず視野の各部位の断片的な情報を処理し、それらが別のニューロンで組合(統合)されながら、知覚されるイメージがつくられていきます。この一連の情報処理が完了するまでには、100ミリ秒(0.1秒)以上かかります。つまり、モノを見てから意識が生まれるのは、100ミリ秒より後のことなのです。

「何かいる」と感じる理由

 これを証明する実験を紹介しましょう。被験者の前に置かれたモニターに、縞(しま)模様の円(円図形)を短い時間表示します。表示するものが円図形だけだと、何の問題もなく認識することができます。ところが最初に円図形を表示し、その100ミリ秒後に、円図形を取り囲むドーナツ状の図形を表示すると、ドーナツ図形は見えるのですが、円図形を見ることができません。「真ん中にも何かあった」という感覚は残るものの、縞模様は認識できないのです。これは、最初に見た物体のイメージが意識としてつくられる前に、別の情報によって邪魔されたことを意味します。しかし、物体の存在だけは脳に情報が伝達されています。「姿は見えないが、何かいるかも」と感じる理由はここにあるのです。

この学問が向いているかも 神経科学

大阪大学
大学院医学系研究科  准教授
七五三木 聡

メッセージ

 高校までは答えのある問題を解ければよかったのですが、これからは違います。何を問題にするかを決めるのは自分です。当然、それに答えがあるかどうかもわかりません。決まった解き方もありません。問題に自分なりの答えを導き出し、自分なりに検証していくしかないのです。これは、人間が成長していくための重要なスキルですが、これを身につけるには、自分の枠組みにとらわれず、考え方や価値観が違う人と積極的に関わり、議論し、共に作業する経験が大切です。なぜなら、問いも答えも、自分の殻を破った「外の世界」にあるからです。

大学アイコン
大阪大学に関心を持ったら

 自由な学風と進取の精神が伝統である大阪大学は、学術研究でも生命科学をはじめ各分野で多くの研究者が世界を舞台に活躍、阪大の名を高めています。その理由は、モットーである「地域に生き世界に伸びる」を忠実に実践してきたからです。阪大の特色は、この理念に全てが集約されています。また、大阪大学は、常に発展し続ける大学です。新たな試みに果敢に挑戦し、異質なものを迎え入れ、脱皮を繰り返すみずみずしい息吹がキャンパスに満ち溢れています。